建売の魅力にどハマりし、検討を始めた時のことです。
このままそのハウスメーカーに決めようと思っていたけれど、あとから不安要素が出てきてしまい…理想に近づけるためにはさまざまな勇気が必要なのだと学びました!
今回はその勇気のお話です。営業さんの情に流されそうな方…しっかり冷静になって、じっくり検討してください!
同じ物件でも違う時間帯で見ると気づきが増える
あまりにも好みの物件だったので担当さんも手応えを感じたようで、特に物件の強みや魅力を説明されることなく、明日また見学に来てくださいとの提案を受けました。
再度見学に行く理由は、
- 他にも同社の建売物件があるので、どれがいいかをじっくり決めるため
- 違う時間帯に行くことにより、光の当たり具合やご近所さんの様子がよりわかるため
とのことでした。
1日目は夕方~夜にかけての見学でした。そして2日目は、朝の見学。わが家もハードでしたが、「営業さんって大変だな…」と思わずにはいられませんでした。
朝に見た物件の印象は、正直昨日と変わらず。ただし、周囲の様子が違いました。小さな子どもを連れた家族がたくさん歩いていて、なんとなく他の家の様子を見ている感じ。
実はこの物件、170軒という大規模な新興住宅街にあったのです。第1期は既に完売しており、まさに第2期の販売が開始したタイミングでした。
そしてよくよく聞いてみると、同じ分譲地内に
- ハウスメーカー2社の建売が合計10棟ほど
- それと同じハウスメーカー2社の注文住宅(つまり今は土地だけ)
- 工務店3社の注文住宅
が混在しているというのです。
し、知らなかった…
新興住宅地のことも当時ほとんど知らなかったのですが、担当さんに聞くと同じぐらいの年齢構成、家族構成、そして同じ年収ラインが集まるので、とても居心地がいいのだそう。
(ここで人見知りの私の心がズキッと痛む。でも無視できるレベル。)
そこで勇気を持ってお願いしてみました。
「もう一つのハウスメーカーさんと、その工務店さんのお話も聞きたいです!」
…正直かなりの勇気がいりました。そりゃそうでしょう。分譲地を提案してくれたのはその担当さんなんだから。
…でも正直言わずにはいられませんでした。そりゃそうでしょう。立地は魅力的で、建物は「不満がない」という感想なんだから。
ただ、もしかしたらもう一つのハウスメーカーや工務店の方がいいかも知れない!とは思いつつ、この時点ではまだ建売に決めるつもりでいました。
あくまでも「念のため」の見学です。
比較するハウスメーカーがあるならとことん比べる!
ちょっとややこしくなりそうなので、初めに紹介してくれたハウスメーカーをハウスメーカーA、次に候補にあがったハウスメーカーをハウスメーカーBとして話を進めます。
その「念のため」の見学が…
ものすごくよかったのですーーー(言わんこっちゃない??)
最初に見たハウスメーカーAの建売は、比較対象がないうちは「最高」だったのですが、比較してみると「大いなる2番手!」でした。
建売だからこそ、設備や内装はもう決まっており、一つ一つ点数をつけられます。そして総合点を出してみると、もう圧倒的にハウスメーカーBの勝利。
まず広さが違います。坪数はほとんど同じなのに、玄関から入った時の開放感が違いました。
それは知識のなかった自分たちには驚きの体験でした。間取り図を見るだけでは決してわからないことです。
ハウスメーカーによって、こんなにも広さが変わるのか
と学んだ瞬間でもありました。
一番間取りが似ている物件同士を比べてみても、一目瞭然です。それは柱の太さや構造、天井の高さなどによりもたらされるのですが、家探し初心者にはわからないですよね?

内装や外壁、キッチン設備等をこだわれば、どこで建てても自分好みの家が建てられるんじゃない?
という自分の甘い考えが完全に覆されました。
確かに標準とオプションをいろいろ組み合わせれば、ある程度似ている家を作ることは可能です。でも仮に全く同じ敷地面積であっても、ハウスメーカーによって建てられる家は絶対同じにはなりません。
それが、本当に本当に大切なポイント。
あらためて、自分たちの希望をきちんと洗い出してから、ハウスメーカーを選ぶことの大切さを感じました。
あまりにも気に入ってしまった私たちは、これは次の工務店の話も期待できるぞ!と意気込んだわけですが。
こちらは全然マッチしませんでした。
工務店一社については、話も聞けないレベル。小さい規模で運営されているので、なかなか会える機会がなかったのです。
比較的大手の工務店の話も聞きましたが、「ハウスメーカーって宣伝費でお金を上乗せしてるでしょ?うちは安くで建てられますよ」というプレゼンを繰り返すのみ。
もちろん予算が低くて済むのは大変ありがたいのですが、家づくり初心者としてはやっぱり、その家ごとの利点を聞きたかったのです。
という経緯で、ハウスメーカー2社に絞ることにしました。
AかBの建売(合計10棟)と注文住宅という選択肢。ただしハウスメーカーAは工期が長いので、4月に引越しを済ませたいという私たちには厳しいということで、建売一択になりました。
…そう、大いなる2番手である建売。
勝ち目はありません。あるとすれば、金額が200万円程安いということ。ただしそれでも心が動かなかったのです。
とりあえず2回目のハウスメーカーBとの打ち合わせで、正直な気持ちを伝えてみました。
そしたら出てくる出てくる、BにはあってAにはない魅力。
- なんといってもデザイン性はBが上
- 木造オンリーのハウスメーカーBは独自の耐震技術が強みだが、なんと建売住宅には装備されず、普通の在来工法
- Bは木造も鉄骨もあり、それぞれ耐震性に優れている
- 保証期間もBの方が長い
- 金額がネックなら、がんばります(まじで?)
そんなわけで完全に心はBに決まりました。
断るのはとてもとても勇気がいたのですが…(なんといってもその分譲地を紹介してくれたのはハウスメーカーAですからね…)
でも一生に一度の大きなお買い物です。出会ったばかりの営業さんへの人情でブレるわけにはいきません!!!
と、心を鬼にしてお断りの電話を入れました。感謝の気持ちもお伝えしながら。
そしてBハウスメーカーとの商談を進めることになったのです。
まとめ
今回のテーマは勇気でした。
- 比較対象があれば気を遣わず徹底的に比較する!
- 勝負ありの場合は義理人情に流されず、断る!
頭では「大きい買い物だし営業さんに気を遣わず気にいった物件にするべし」とわかっていても、なかなかできないものですよね。結構親身になって聞いてくださる営業さんにたくさん出会い、断るときはいつも心を痛めました。
でも今回のことを通して、断る勇気をきちんとに入れました!本当に大事!そして営業さんは仕事だと割り切っているので、もうすぐに次のお客さんのことを考えてます!
さて。次はハウスメーカーBとの打ち合わせ詳細と、断ることになった経緯をご紹介します。…断るんかい!
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