実際に契約することになったハウスメーカーさん。
決め手になったポイントや、決めるまでの道のりで「いいなぁ」と思ったポイントについて、まとめてみたいと思います。
営業さんの人柄
初めに結論から言うと、構造や工法に対して安心感が持てたところが大きいです。
ただし、そこに至るまでに、もし営業さんに対して不信感をもってしまえば、最後まで話を聞くことはありませんでした。
これまでお断りしてきたハウスメーカーでも、営業さんに対する不信感が理由になったことがあるからです。
なので、あえて家や会社のことではなく、まず営業さんのどこに信頼を持てたかについてまとめてみます。
契約や決断を急かせない
1番のポイントですが、契約を急かさないことにとても安心感を覚えました。
決断を急ぐとろくでもない結果になりがちです。
とは言え、私は決して優柔不断ではありません。むしろ人生におけるほとんどのことは即決しまくってきました。
受験校も、結婚することも、結婚式場も、結婚後に住む賃貸マンションも、全て即決!でした。その時にいいと思った物を選んできて、大きく後悔したこともありません。
それでも、やはり家づくりは別格です。
入り口の段階で、
- ハウスメーカーか工務店か?
- 建売住宅か注文住宅か?
- 土地探しからかハウスメーカー探しからか?
- 鉄骨か木造か?
- 内断熱か外断熱か?
…決めること多すぎ。そして知識なさすぎ。
他の選択肢を知らないまま「これがいい!」と選択してしまう勇気はありませんでした。
なので、他社の魅力もきちんと知った上で自信を持って選択したかったのです。
その期間を与えてもらったのは大きかったです。
猶予期間とは言っても、毎週会ってました。主には土地探しを行い、候補の土地に合わせて間取りの修正をしていく感じです。
間取りを何度でも修正してくれる
契約に至るまで、何度も何度も間取りを修正してくれました。
このハウスメーカーは営業さんが設計も行うスタイルです。タマホーム さんなどもそうですよね。
このスタイルには賛否両論あるようですが、あれだけ丁寧なヒアリングをしてもらったのだから、同じ人に設計してもらう方が私たちは安心でした。
どうしても行き詰まったときは、店長も出てきて一緒にうーんうーんと言いながら書いてくれたり。
設計士が1人だけという小さな会社では難しかったかもしれません。
あれがいい、という理想より、これは嫌、という理想が多かったわが家。それに合わせて本当に何度も修正してくださいました。
モヤモヤしてる気持ちを察してくれる
間取りの修正をしてもらい、ほぼ確定になったとき。階段の話になりました。
廻り階段になっているため、かなり狭く急だったのです。
もちろん素人には、間取り図だけではわかりません!
それと同じサイズの階段がモデルハウスにあるということで、現地まで行って確かめてみました。
…そしたら、本当に想像以上の傾斜だったのです。
自分でも恐々降りる階段、子どもに降りさせるのは怖いな…。
でももう最終段階の間取り図です。これまで散々修正してもらったのに、これを変えるとなるとどうなるんだろう…

ちなみにもう少しゆるやかな階段にしようとすると、少しの修正ですみますか?
と聞いてみたところ、やっぱり難しいと言われました。階段を変えるためには一階の配置を全て変え、二階も結構修正しないといけないレベル。
そう言われると、自分の不安点だけでまた修正してもらうのは悪いな、と思っちゃったのです。
それでも、帰ってからも階段のことばかり考えてしまいます。
二階で子どもを寝かせて、朝起きてくる時に一人であの階段を降りさせるの?
ごはんを作っている間、子どもだけで二階で遊び、勝手に降りさせるの?
考えれば考えるほど不安になります。一階に和室は作らない予定でしたが、やはり追加してもらって1階で寝ようかとも考えたほどです。
そんなモヤモヤを抱えたまま次の打ち合わせに行ってみると…
なんと緩やかな階段に変わっていたのです!!
少し階段下の収納が少なくなっていましたが、ほとんど配置が変わらないまま、階段だけを変更してもらいました。
他の店舗の設計士さんとも相談して、修正してくれたそうです!
「高いスキルがあれば、前の打ち合わせで修正してくれたんじゃないの?」
と思う方もいるかもですが、わたしはそうは思いません。
設計士さんもどんな技術屋さんも、技量やレベルはそれぞれです。得意分野もあれば苦手分野もある。経験豊富か新人かでも変わるかもしれません。
それをカバーしてチームで仕事できるのが、大手ハウスメーカー の大きな魅力だと思うのです。
さらに、そのモヤモヤをはっきり口にはしなかったのに、それを汲み取ってもらったことも嬉しかったです。
契約前だからこその対応だったのでしょうが、それでも印象的なできごとになりました。
家族全員の意見を尊重してくれる
他にも、きちんと家族全員の要望を叶えてくれようとしてくれました。
全部は難しかったですが、意見が割れた時にどちらか一方につくのではなく、両方の意見が叶う方法を、設計士として提案してくれました。
せっかくのマイホーム、妥協だらけにはしたくありません。そういう姿勢で設計してくれる分、私も別の意見を尊重できるゆとりが生まれました。
それがなければ…喧嘩の嵐だったでしょうね…
なんとなーくうまく誘導されて、キッチンは私の意見が、洗面は夫の意見が、多めに採用された形です。
構造や工法における安心感
ハウスメーカーを決めた1番の理由は、構造に安心感を持てたからです。
家探しを始めてすぐは、本当に無知だった私たち。それから少しずつ勉強していき、最初は木造の温かさに惹かれました。耐震性や家の強さを見ても、一見強そうな鉄骨よりも、木はしなる分強いだろう、と思えたのも大きいです。
しかしそれからさらに検討を進める中で、ユニット工法の強さを知りました。どちらも一長一短で決められません。
やみくもに考えてもわからなくなるので、私たちの場合は「子どもと安心して住める家」を軸に考えることにしました。
耐震性一つをとっても、
- 地震に強いとはどういうことか→子どもにとって安心できる→揺れが少ない、物が倒れてきにくい
- 住みやすいとはどういうことか→断熱効果が高く、部屋と部屋とで気温差が少ない
…などなどです。
これを軸に考えて行くと、自分の希望がはっきりとしてきました。
最初は耐震性なんてどこもちゃんとしてるでしょ。と思っていたのですが、すっかり考え方が変わったのです。
やっぱり即決は危険ですよね。
どのハウスメーカーが優っていて、どのハウスメーカーが劣っているのか。いろいろな意見はありますが、それを基準に選ぼうとすれば、一生決まらないと思います。
なぜならハウスメーカーはどこも優れている点があり、一概にランクづけることは困難だからです。家の専門家ではない私たちは、優劣ではなく好みで選ぶのが近道だとわかりました。
そのハウスメーカーが何に力を入れているのかを知る。自分たちが何を望んでいるのかを自覚する。
それがハウスメーカーを決める手掛かりになります!
私たちの場合は子どもと安心に住める家でしたが、
- とにかく見た目が自分好み
- 光熱費が1番かからないところ
- 過去に不祥事が少ないハウスメーカー
- 保証期間が1番長くメンテナンスフリーなところ
などなど、人によって重視するポイントは異なるので、そこを強みとするハウスメーカーを選びたいですね。
まとめ
今回は契約を決めたハウスメーカーの良かった点をまとめました。
1番は私たちのコンセプト「子どもと安心に住める」に具体的にあてはまったからですが、それに至るまでの営業さんの信頼感が大きかったです。
やっぱり人って大事ですよね!
コメント
[…] でも最終的に決めたハウスメーカーは、金額を抜きにするととっても魅力的でした。決め手の詳細はこちらをご覧ください。 […]