家づくりの知識ゼロだった夫婦が、理想のハウスメーカーに出会い、契約するまでの道のりをご紹介しています。
今回は、あまりにも相性が合わなくて断ったハウスメーカーCについてです。
FPを紹介してくれたり親切な面もありましたが、最終的にお断りすることになる経緯をご紹介します。
現在担当との相性でモヤモヤしてる方は、断る勇気にしてもらえるとうれしいです!
最初は良かったハウスメーカー担当との相性
最初は好印象だった営業さん。
初めてハウスメーカーCを訪れ希望条件を伝えたとき、「その条件だと〇〇万円(予算の2500万越え)が必要です」と言われました。
そしてFPの先生を紹介してもらったのです。
でも診断してもらい、私たちの家計ではあと1000万円予算をアップしても大丈夫と言われたのですが…
素直に「はいそうですか」とアップできるほど、私たちは能天気ではありませんでした。
子どもの教育費や親の介護費など、未知の部分が多かったからです。
とは言え、家計の現状がわかっていなかったのも事実。住宅ローン減税との兼ね合いや、すまい給付金などを考慮して、頭金の額などを修正しました。
ただし、そうは言っても理想とのギャップは甚だしく…営業さんの印象はいいけど、予算がネックでした。
そんな中また電話をいただき、再びハウスメーカーCへと赴きました。
ハウスメーカー担当の営業テクニックに気づく
次に会った時、印象の良かった営業さんの「営業テクニック」に気づかされました。完全に信用してはいけないな、と思ったのです。
営業さんの話では、
「まだ表向きには発表していないが、新たに土地情報が出ている。駅近でかなり魅力的。すぐに売れる予定なので、大々的に売り出す前にご連絡しました!」
とのことです。
話を聞くたび、どんどん前のめりになる私たち。
(でもどうせお高いんでしょ?)
という心の声が筒抜けだったのか、すぐに金額の話になりました。
土地の値段だけで言えば、かなりの破格です。
というか破格すぎて心配になるレベル。
「逆にどうしてそんなに安いんですか?」
と思わず聞きましたが、まとめてハウスメーカーが買い上げたことで金額を抑えられた、それのみだそうです。
半信半疑ではありましたが、駅近でその金額はまずないとのことなので、建物のプランも書いてもらうことになりました。
書いてもらったプランはまずまずのもの。
- 間取りの動線はほぼほぼ満足できるレベル
- 広さは少し不満
- 特にLDKが狭い
- 陽当たりが悪い
という感想です。
ただし、気持ちは揺らいでいました。
手が届かないと思っていた注文住宅が、少しの妥協で届きそうなのですから…
実はこの時、別のハウスメーカーBとも話を進めていました。いい土地情報があればぜひお願いしたい、という段階です。
しかしそちらからの連絡が2週間経ってももらえていない状態だったので、こちらのハウスメーカーCの提案に心が揺れてしまったのです…
今から思えば、手が届かないと諦めさせてからの提案、すごい営業力だなーと感心しちゃいます。
相性が合わないと感じるも丁寧な間取り修正
契約してないにもかかわらず何度も対応してもらう姿勢に、営業テクニックを感じながらも感謝の気持ちが先行してました。
どうでしょう?という担当さんに対して、私たち夫婦はかなり正直に感想を伝えました。そうするとその場で設計士さんを呼んできてくれて、スラスラと別の設計書を書いてくれるじゃありませんか!
口頭で伝えた要望をささっと図面に起こすのは、みていて結構感動しました。
鉄骨系のハウスメーカーだったのですが、耐震性を下げないためにある程度の制約はあるものの、かなり柔軟に対応してもらった印象です。
広さは間取りをほとんど変えることなく修正してもらい、陽当たりは玄関の向きを変えることでカバーしてもらいました。
他にも細々と気になることがあれば伝え、その場で修正する、ということをその日は行いました。
やはり担当営業さんの相性が合わず契約できなかった
なんとか希望に近付くまで修正をしてもらったところで、建物込みの金額を提示してもらいました。
それは私たちが最初に提示した金額の、200万アップ。
謎の紹介者割引2%など、諸々の割引が適用されての金額です。
そこそこの設備を入れているので、ここから金額があがることはないとおもいます、とまで言われました。
建物に関しては満足できるレベルだったので、そこはクリアです。
金額は、細かな仕様(特にキッチンにこだわりたかったので)を見てあがるか判断したいところ。
さらに、土地についてが重要ポイントでした。駅近であることは地図を見て確認していたのですが、実際に見たことはありません。
小さな子どもを連れて歩くことになるので、実際に歩いてみたいと思っていました。スーパーやコンビニ、小学校などの近さも大切です。さらに近隣の保育園の待機児童なども気になるところ。
…そんな感じで、前向きに検討しているものの気になるポイントがあるので、考えさせてほしいとお伝えしました。
すると、営業さんの言うことには「土地を押さえるために10万円を支払ってもらえれば、他の人が買うことはできません。その間にじっくり考えてもらうことができます。決めてもらえるならその10万円は代金に充当し、もしキャンセルする場合は10万円をお返しします」とのことでした。
なかなかない土地情報だと思っていたので、私たちは迷わず土地を押さえました。
そして保育園情報を集めたり、実際に現地の周辺を歩いたりしようと思ったのです。
が。
その次の日に事件は起こります。
なぜか営業さんから電話がかかってきました。そして衝撃のことを言われます。
「実は今、あの土地を買いたいという人がいるんです。今決めてもらっていいですか?買われないのならすぐにこちらの方にお譲りしたいので」
えー!!
そんなことありますか???10日押さえられるって言いましたよね????
でも10日というのは自分の善意であって、法的な根拠はないんですようんぬんの説明をされて、話は進まず。
完全に期待は不信感に変わりました。
それでも土地への未練はあったので、急遽仕事を休んで(休んだんですよすごくないですか)
子どもを連れて周辺を歩いてみました。
今から思えばこの時の思考は「あの営業さんはあまり信用できない。何かこの物件を断るマイナスポイントはないかな…」というものでした。
楽しくもなんともない下調べ。ただひたすらデメリットを探してました。
そしてやっぱりいろいろ気になる点があったので、それを理由にお断りしました。
それを伝えた時の反応は、「これ以上いい物件はないと思いますが。わかりましたー。」です。
モヤモヤーとしました。
ちなみにあくまでもその土地を断っただけで、ハウスメーカー自体を断ったわけではありません。でも、なんとその営業さんからの連絡はこれで途絶えました。
正直断って良かったな、と思います。
まとめ
今回学んだのはこちら。
- 最初に高額な物件情報を提示した後、手の届きそうな物件を紹介するのは営業手法
- 決断を急がせるなど、不快な思いをしたら断った方がスッキリする!
特に2つ目のポイントは重要です。営業さんが気に入ったから契約する!というのは後々後悔する可能性ありますが、営業さんが気に入らないので断る!というのは結構あると思います。
どこか違和感を覚えるなら、それは危険信号かもしれません。断る理由に十分なりますよ!
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