新築への引越しを機に、重い腰をあげて断捨離を行いました。
ミニマリストなんていう言葉も流行っていますが、とにかく捨てることが苦手なわたし。
気が重すぎましたが、やらないわけにもいかず…
収納名人さんには敵いませんが、やってみて思ったこと、断捨離の魅力やデメリットなど、思ったことを正直につづってみます。
断捨離をするに至った経緯
これだけ断捨離が流行っている中で、流行りに乗らずに物を溜め込んでいたわたし。
それがどうして断捨離をすることになったのか。
それは引越しがあったからです。
単なる引越しなら、旧居にあるものをそのまま持っていけばよかったのですが、わが家は4人家族にも関わらず、さらに県をまたぐにも関わらず、自分たちで引越しをすることにしたのです。
しかも自家用車のみ。
当然、運べる荷物の量には限界があります。そのため断捨離をするに至ったのです。
断捨離の対象になったもの
何を新居に持っていき、何を断捨離するのか…
その選別が必要ですが、対象になった主なものは
- 食器
- 洋服
- 子ども服
- 子どものおもちゃ
- 過去にもらった手紙
- 思い出の品
です。
自分の服はなんとなくの基準で断捨離できますが、子どものおもちゃがやっかいです。勝手に処分すれば怒られるし、かと言って聞けば絶対に「いる!」と言われます。
対象のカテゴリーはわかっても、そこから「いる・いらない」の選別に頭を抱えてしまいました…。
断捨離のルールを家族で共有した
とはいえタイムリミットもあるので、断捨離ルールを家族で共有しました。
1番難しかった子どものおもちゃは、子どもの基準に譲歩したのです。
わたしの感覚では、
- ハッピーセットのおもちゃなど、安価なものは「捨てるのに抵抗がない」
- 誕生日などに買った高価なおもちゃは捨てるのに抵抗がある
だったのですが、子どもは違います。金額や思い出に関係なく、今気に入っているかどうかのみ。
なので、子どもが毎日遊んでいるおもちゃは、たとえお子さまランチについているボロボロのものだったとしても、とっておくことにしました。
大人のルールを押し付けるとかわいそうですしね…。
子どものルールを採用したので、きちんと仕分けをしようねと約束しました。
もちろんすんなり仕分けできたわけではありませんが、ある程度の線引きはできました。
減った荷物への達成感というより、「人のルールに合わせる」ことを家族が学べたのが大きかったです。
そうか、そんなルールもあるのかと。
自分一人でやっていると、永遠に終わらなかったかもしれません。
おもちゃ以外は、子どもにならって「今必要かどうか」で選びました。「いつか使う」物が多すぎましたが…具体的にその「いつ」が想像しやすいものだけ残しました。
例えばお客さま用の食器。わが家は結婚生活で、お客さまにごはんを作ったことが2回しかありません。それも家族が使う食器でこと足りました。
もっと大人数を呼ぶ機会があるかも…と眠っていた食器は、思い切って処分したのです。
大人数を招待することなんて、この先もなさそうなので…。
でもお茶を出すことは多々あります。その中で、食器好きのお友達を招くことが1.2年に1度ほどあります。
こちらは「いつ必要か」が明確なので、たとえ頻度が少なくても必要そう。
ということで、お客さま用のお茶セットだけは手元に残しました。
人によってルールは違いますが、わたしの場合はこんな仕分けの仕方でだいぶ断捨離できました。
断捨離は無駄な時間も節約してくれる
さて、断捨離したものたちは、すべてゴミ箱いきなのでしょうか。
わたしが物を捨てられない最大の原因は、「捨てるのがもったいない」からです。
でも何がもったいないんだろう?
- お金を払って購入したものを捨てることが?
- まだキレイなのにサイズアウトで捨てることが?
- 今捨てちゃうと、今後必要になったときにまた買う羽目になることが?
…おそらくすべてあてはまります。
もったいないんです、いろいろと。
でもこんなお話を聞いたことがありす。お金に対してもったいない精神がある人は、時間に対してももったいないと思いがち。
なんとか節約しようという感覚と、無駄な時間を過ごしたくないという感覚。いわばケチ根性とせっかちですね。これを併せもつ人が多いのだとか。
わたしもそうでした。
無駄なことをするのがいやで、常に同時進行で何かをやっていたいほど。
なのに物が多いと…導線がものすごく増えるんですよね。
本当に無駄な動作が増えるんです。
さぁ食器洗いをしよう→まずは洗いカゴに溜まった食器を拭かなきゃ→ふいた食器の一時置きを作らなきゃ→キッチンカウンターの物をどこかに置かなきゃ…
という感じで、常に物が溢れていて、延々とそれを横に置く連鎖。
なにも片付いていません。物を置く場所を変えているだけなんですから。
もし断捨離をして物の数自体が減れば、カウンターの上の物がなくなり、さっと食器を一時置きし、さっとお皿洗いができます。
そんなことに気づいてからは、お金よりも時間に対してもったいないと思うようになりました。
だから断捨離は、お金がもったいないと思っている=多くの場合時間に対してももったいないと思っている人にはぴったりなんです。
ちょっと精神論になっちゃいましたけど、そんなわけでわたしはモチベーションを保って断捨離を続けました。
断捨離対象のいく末はゴミ?
では、ぜーんぶゴミとして処分できたのでしょうか。
…さすがにそれはもったいない(笑)
別の記事でもまとめていますが、フリマアプリのメルカリやリサイクルショップを存分に活用しています。
ただしメルカリの場合、売れたときにしか「売れるか売れないか」がわかりません。
出品してから1年後に購入されるなんてこともザラです。
なので、こちらもルール決め。
- 状態がいいもので思い出が詰まったものは知り合いに譲れないかあたる
- もらい手がなければメルカリ に出品
- ルカリに出品しても3週間売れなければリサイクルショップに持ち込む
- それでも売れなければ処分
大物などで例外もありましたが、だいたいはこのルールに則って整理しました。
やっぱり少しでもお金になるとうれしいので(笑)、リサイクルショップよりはフリマアプリがおすすめです。
もったいない理由が金額の高さよりも「思い出の深さ」なら、知り合いに譲るのが1番です。
誰かが使ってくれていると思うと、不思議と嬉しくなるものですよね。
断捨離をして後悔した唯一のもの
断捨離をするとスッキリします。
それはよくわかっていたし、実際にやってみるとかなりストレスフリーになりました。
ただ、よく巷で言われる「もったいないと思っても、捨ててしまえばいらなかったと気付ける」というのは、必ずしもみんなにあてはまらないなとわかりました。
処分して後悔しているものがあるからです。
それは、自分がまだ学生時代に母に買ってもらったスカート。とくに高級なものでもなく、普通の水玉のスカートです。
膝上丈で、もう若くない自分にははきこなせません。
ただそれを買ってくれた母は亡くなり、買ってくれたときが思い出になっているわけではないけど、なんとなく手放せなくいました。
今回思い切って処分したのですが…。やっぱり、手元に残しておいた方が良かったなと思います。
明確な思い出があるわけではないのに、なぜか心に残っているもの…。
それは他人どころか自分の中でも断捨離ルールにのせられません。
頭で考えて「いらない」と決めましたが、心は拒絶していたみたいです。
こんまりさんの「心がときめく」というのは、きっとこういうことなのかな、と。
だから頭で決めたルールで、なんとなく引っかかるものがあるなら…一度手元に残しておいてもいいかもしれません。
場所をとらないものならなおさら。
わたしも残しておいて、いつか自分の子どもにはかせてみたかったなーなんて思います。
断捨離のまとめ
わが家の断捨離についてまとめました。
断捨離が苦手な理由が「もったいない」なら、「時間がもったいない」と考えてみてはどうでしょうか。
わたしはこの方法で、なんとか荷物を減らせました^^
ちょっぴり心残りもあるものの…断捨離自体は後悔していません!やってよかったです。
ぜひちょっとでも断捨離をやりたい…でも腰が重い…なんて思っている方は、思い切ってはじめてみることをおすすめします!
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